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LECTURES
当研究室は,設計工学・生産工学をベースにした分野を担当しています.ものづくりに関わる産業に近い分野の1つです.担当する講義・演習を通して,創造的人材の育成につとめています.
研究の大雑把な内容:
研究対象を並べると、生産技術、機械設計、モビリティ、脳科学、失敗学とひっちゃかめっちゃかだけど、一言で言えば、創造設計。これまでに無かった面白いものを設計しよう。
学生に求めること:
自分で考えること。そして手を動かして、何かを作ってみること。4年生はそのお作法の稽古で精一杯かもしれない。自分で勝手にゴールを決めないこと。研究に終わりはない。常にアクセル。失敗したって構わない。創造設計には、常に違和感や好奇心を持つことが大事。自分が経験して気付いた面白い話を、研究会で話してください。毎週の飲み会やOBとの輪講会、海水浴やスキーの合宿に参加してください。昭和の時代みたいだけど。
中尾研の研究で得られるスキル・能力:
自分で考える能力。そして、他人と議論して勝とうとする意欲。研究テーマは企業との共同研究が多いので、実際のエンジニアリングが体験できる。研究室に来れば友達が出来て、その流れに乗って行けば、卒論も就職も何とかなる。
長藤グループでは,生産プロセスの開発,特に表面に微細な構造をレーザや粉体を用いて効率よく加工する方法を開発しています.表面のマイクロ・ナノ構造は,光・熱流体・力・電子・化学物質・生体物質などとの相互作用によってさまざまな機能を示し,新しいデバイスの可能性があります.具体的には,ナノインプリント・3Dプリンタ・レーザ接合方法を用いて,燃料電池・二次電池・モータなどの要素技術の研究をしています.それ以外にもデータ駆動型プロセスパラメータの自律探索などの新しい基礎研究,多くの産業界との共同研究を積極的に行っています.卒業生は例外なく,研究を主体的に行うスキルを通して,社会のリーダの素質を培ってきました.また,共同研究先だけでなくOB/OGとの産業界とのつながりが強いのも当該研究室の特徴です.新しいことに挑む姿勢の学生とともに,未知の物理現象を明らかにしつつ社会実装のための生産技術開発に取り組めればと思います.
長藤Gの中で,燃料電池・粉体(セラミクスなど)プロセスを扱っています.また,最近ではこれらを題材に機械学習を用いて生産設計プロセスの最適化を図る,プロセスインフォマティクス(PI)にも取り組んでいます.これらの研究課題は機械系4力学をベースに,マイクロ・ナノ加工や乾燥・成膜プロセス,さらには電気化学,機械学習といった幅広い分野に根差しており,1つの専門分野にとらわれず広範な知識を身につけたい人にぴったりです.
研究活動を通して専門分野に詳しくなるのは当然のことです.中尾研で活動する中で身につけられる最も重要なスキルは”研究課題をストーリー立てて簡潔に説明する能力”だと思います.中尾研は信じられないくらい先輩のフォローが手厚く,時には優しく,時には厳しく面倒を見てくれます.特に発表資料の添削では「他分野の人にもわかりやすいこと」に重きを置いており,自分の専門分野を分かりやすく伝える方法を学びます.皆さんが東大卒というエリートとして社会に出て活躍するときに,きっとそのスキルこそが役に立つはずです.
はじめまして。M2の松田です。僕はB3の少人数ゼミの時から中尾研に所属しています。僕が中尾研の一番の特徴だと感じる部分は、先生方、先輩方がとても暖かく、面倒見が良い所です。研究の事や装置の使い方など、分からない事があれば快く教えて頂き、試問などの発表練習では納得がいくまで付き合ってくださったのがとても有難く、印象的でした。それによって成長することができたと思っています。また、昨年度は中止になったものも多いですが、中尾研では研究や学業以外にもOB・OGとの交流会や合宿などの楽しいイベントも多いです。節目の金曜日には金曜輪講会という名のオンライン飲み会が開催され、中尾先生を囲んで面白い話や有意義な話などで盛り上がります。全体的に研究や学業と遊びのメリハリがあり、充実した学生生活が送れるかと思います。最後になりますが、ぜひ中尾研に来て頂けると嬉しいです!僕もM1の先輩として精一杯サポートします。僕たちと一緒に楽しく充実した学生生活を送りましょう!最後まで読んで頂いてありがとうございました。
去年,この研究室を志望し無事配属されました.当たり前ですが,入りたての頃は研究がどんなものか想像すらつきませんでした.漠然とした不安を抱えるB4を,卒論を書き上げるまで,先輩や先生方が親身になってリードしてくれる体制が整っているのが,中尾研の大きな良さだと思っています.研究は確かに結果も大事ですが,その前に研究のストーリー(何の目的で何をするのかという論理的な流れ)を考えること,自分のアイデアや試行錯誤の内容を他人に正確に伝えることも重要です.研究を通して,これらの社会に出ても通用するスキルも学んだと思います.研究生活は,研究の方向性を考え,実験し,資料にまとめ,ミーティングを通して先生からフィードバックをもらう,という流れです.昨年はコロナの影響で前半研究室に行くことができませんでしたが,その分zoomでの話し合いの場が多く設けられたおかげで,夏以降の研究も路頭に迷うことなくスムーズに行えたように思います.普段居室では先輩方と研究の話をしたり,同期も含めて談笑したり(たまに置いてあるお土産を頂いたり)と,とても明るい雰囲気の中で研究しています.
世の中のほとんどの製品・サービスは,ヒトとのインタフェースを持っています.見る,聞く,触る,モノによっては,嗅いだり,味わったりするものもあります.そういったヒトとモノを繋ぐインタフェースをどのように設計すればよいでしょうか?私のグループでは,設計に関わる人間的要素(例えば,ユーザの感性,ユーザビリティ,設計者の創造性など)を理解し,制御するための研究を行っています.ヒトを知るための研究ツールとして,主に脳波計やfMRIなどの神経科学的な計測技術を用います.正しい脳の計測方法,正しい解析方法を適用することができれば,客観的,定量的にヒトの心理・行動プロセスを知ることができます.このグループでは,生体情報計測や信号処理などの分野に特化した研究スキルを身につけることができると共に,精度良い実験を行うための実験計画法,得られた実験データから一般的な知見を見いだすための統計法などの分野を問わない科学研究の基礎的スキルを習得することができます.また,ヒトの心理・行動や脳に関する知識も学びます.これらのスキル・知識を身につけながら,目的をしっかりと意識し,主体的に研究に取り組む学生を歓迎します.
今このページを読んでいるあなたは、きっとこう考えているでしょう。「工学系で女性も活躍できるんだ!」「機械系ラボなのに脳の研究もしているの!?」「学生より教授の写真のほうがはしゃいでる!笑」etc.そう、中尾研は良い意味で皆さんの期待を裏切る研究室です。
ヒト計測グループは、機械系 な の に ヒトの研究をしています。無機物の機械と生物であるヒトは、一見すると別のフィールドの研究対象であるように感じますね。しかし、四力や設計の知識をベースに機械系の大テーマである【ものづくり】を論じるとき、実際にものづくりを行うヒト、出来上がったものを使うヒトについて知っていることは、実はとても重要なんです。
中尾研では、私以外のメンバーも皆研究やプライベートにおいて魅力的なギャップを持っており、それを【面白さ】として推奨する雰囲気があります。学生居室や実験室・Zoom や Slack などの空間に複数人が集まると、互いの存在が刺激となって斬新な話題やアイデアが生まれてきます。さらにヒトの研究では、実験に協力してくださる学内外の参加者の方とお話する機会も多くあり、とりわけたくさんの新しい発見を得ることができます。
卒論1年・修論2年・さらには博論3年の間ずっと新鮮な驚きを体験できる中尾研で、あなたも一緒に研究しませんか?
当研究室は,設計工学・生産工学をベースにした分野を担当しています.ものづくりに関わる産業に近い分野の1つです.担当する講義・演習を通して,創造的人材の育成につとめています.
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